人気ブログランキング | 話題のタグを見る
■2005/07/30(土) 両家顔合わせ
かなり今さらではあるけれど、夫の実家とあたしの実家、両家の顔合わせ食事会が行われた。
プロポーズから入籍までが2ヶ月半というハイスピードだったので、実はその間、両家のやりとりはまったくなかったのです。
一般的にはいろいろ順序があるんだろうけど、「結婚ってなんだろう」って考えたときに、あたしたちが重視したのは、まずは2人の気持ちだったので、もう気持ちが固まっている以上、外的な要因で時期を見はからうようなことはしたくなかった。それでも、両親の了解はきちんととらねばと思っていて、挨拶に出かける日程の関係で2ヶ月半は経ったわけだけど、ありがたいことに、双方とも2人の意向を尊重してくれたので(そしておそらく、以前から一緒に住んでいる事実がある以上、もうとっとと籍は入れてほしいとオトナたちは思っていたので)、手続きはとんとんと進んだのでした。
2人ともこざっぱりした家庭で育っていたのが幸い。

そして。
結婚が2人の問題なのに対して、結婚式は2人を見守ってくださる皆様に向けたものであろう、とあたしは思っている。
母親が娘の結婚式に持っている夢とか(仮にそんなものがあるとして)叶えたいじゃないですか。でもって、そういうのは夫の両親にもきっとあるだろう、と。だから話し合いですわな。
そうでなくとも、両親どうし顔は合わせておいたほうがいいだろうし、秋頃には旅行がてらうちの両親を長崎に連れて行って・・・、ともくろんでいたのだが、7月末、と日程を指定して、夫の両親から上京の連絡が!おおわらわでレストラン選んで予約しました。
もう入籍しちゃってるんだから、あんまり大げさにしたくないし、だからといってそれなりにきちんとしたとこじゃないとやっぱり・・・等々、結構大変だった。
夫の両親の宿泊先に合わせて、丸の内のレストランに個室をリザーブ。

両親とは東京駅で待ち合わせて、レストランには少し早めに着いた。
同じく自分の両親と待ち合わせた夫が遅刻をしたので(しかも、レストランもホテルも北口なのに、彼は待ち合わせに南口を指定したらしい)、夫一行は少し遅れて到着。
お決まりの挨拶の後、お義父さんが、いきなり自らの出自に遡る自己紹介を始めたので仰天する。生い立ちは別にいいんじゃないのか。
その後も、よく喋るお義父さん主導で宴は盛り上がった。
ノーネクタイのざっくばらんな感じで、と事前に話し合っていたので、父は半袖のワイシャツでノータイ、お義父さんはポロシャツ、夫にいたってはTシャツだった。張り切ってシルクのツーピースを着てきたあたしの意気込みはどうやら空回りだ。
空回りはそれだけではなく、期待していた「結婚式についての話題」はちっとも語られることはなかった。
決定した式場のパンフレットもせっかく持っていったのに、少しでも興味を示してくれたのはお義母さんだけで、お義父さんは自分の釣りの話をするのに夢中、うちの両親はその話についていくのに必死。
酔って上機嫌で話しているお義父さんから、少しでも話の主導権を離そうと、お義母さんと夫は懸命に努力するのだけど、その努力は、自分が率先して話すというものなので、すぐにお義父さんに割って入られてしまう。この場合の適切な対応は、おそらくうちの両親に水を向けることなんだけど、それをあたしがやるわけにはいかないしさ。
さらに無軌道に盛り上がる酒宴。
少しでも「若い2人」の話題らしく、夫の仕事の話が出てきても(ところで、なぜあたしにも仕事があるということに誰も思い至らないのだろう。仕事帰りに来てるのに)、いつのまにか、双方の父親の若い頃のお酒での失敗談とかになっている。話題の派手さを競うのはほどほどにしてください。はらはらするから。
あと、息子自慢(卑下しているようで自慢)・娘自慢(控えめだが何やら対抗)はほんとやめてほしい。ていうか、あたしら出会ったの大学だから、少なくとも学業については大差ないってば。そしてこの年になって学業のことはもう本当にどうでもいい。
なんだかんだで、顔合わせ食事会はわやわやのまま終了。
とりあえず皆楽しんだみたいだから、無口で気詰まりだったりするよりよかったか。
学んだことは、この人たちを一同に会しても、ちっとも話し合いなんてできやしないってことだ。
結婚式については個別に話し合うよ、ちくしょう。

さらに、双方の両親が、食事会前、翌日と別々に、費用をこっそり渡してきたんだが、そんなことするくらいなら、もう会場で直接ワリカンにしたほうがよかったんじゃないの?とオトナのおつきあいに対する謎が深まる。
ざっくばらんなら、隅々までざっくばらんでいてほしいものだ。
こっちも気の使いどころがわからないんだってば。
by nawokot | 2005-07-30 20:30 | ヒビヲシルス
<< ■2005/07/31(日) ... ■2005/07/23(土) ... >>